トヨタ アベンシスワゴン解説

　アベンシスワゴンは、トヨタが2011年から2018年にかけて生産していたステーションワゴンです。

　トヨタブランドの欧州車として、走行性能や力強いデザイン、高い静粛性などを備え、ヨーロッパで好評を得たクルマです。英国工場で限定生産され、日本で販売されていました。

　エクステリアは大胆で流麗なスタイルを特徴とし、インテリアは硬質感のあるデザインに、チタン調やメッキの加飾を散りばめることで、欧州車のフラッグシップらしい質感を演出しています。

　また、車体は取り回しの良いミディアムサイズの全長4820mm、全幅1810mm、全高1480mmと、大人5人がゆったりと乗ることができるゆとりの居住空間を創出。

　余裕の荷室幅1550mm、荷室容量543リットルを確保するとともに、ラゲージスルー機構や6：4分割可到式リアシートを採用し、フレキシブルなラゲージレイアウトを実現しました。

　エンジンは2リッターの3ZR-FAEバルブマチックエンジンを搭載。トランスミッションのSuper CVT-iと組み合わさり、低・中速域から高速域まで、レスポンスに優れた力強い走りを実現しています。

　また、CVT制御やサスペンションには欧州仕様のチューニングをそのまま活用し、スポーティかつしなやかな走りを実現しました。

　アベンシスワゴンの中古車価格は約96万円と、他の中古車と比べるとやや高い価格帯です（2020年4月調べ）。しかし、これは生産停止からそれほど時間の経っていない比較的新しいクルマなので、最新型に準じたステーションワゴンをお探しの方にはおすすめです。