スズキ カルタスクレセント解説

カルタスクレセントはスズキが1995年から1998年まで販売していた3ドアハッチバックのコンパクトカーです。

3代目となるカルタスクレセントは「すべての面で使いやすいクルマ」をテーマに、カルタスの上位機種として登場しました。車名の由来は「カルチャー（文化）」や「カルト（崇拝）」から取られた造語です。クレセントは英語の「三日月」の意味と、音楽用語の「クレッシェンド(だんだん強く)」の「満ちていく」という意味が込められています。

カルタスクレセントは1998年のマイナーチェンジ実施時に名称をカルタスに変更し、併売していた従来のカルタスもカルタスMシリーズと名称変更されました。

カルタスクレセントは従来のカルタスよりもホイールベースが延長され、広々とした室内空間が確保されています。曲線を主体としたインパネは操作性にすぐれ、スポーティーな雰囲気を漂わせています。

カルタスクレセントに搭載されるエンジンは1.5リッターと1.3リッターの直列4気筒DOHCガソリンエンジンの2タイプです。1.3リッターエンジンは最高出力85PS、最大トルク10.8kgm、1.5リッターエンジンは最高出力97PS、最大トルク12.8kgmとなっています。

カルタスクレセントのボディサイズは全長3870ｍｍ、全幅1690ｍｍ、全高1395ｍｍで、取り回しが良いコンパクトな大きさです。

販売が終了した現在、スズキの3ドアハッチバックのラインナップは、よりスポーティーなモデルであるスイフトに引き継がれました。

現在、カルタスクレセントが中古車市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、カルタスクレセントに出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。