ポルシェ ボクスター解説

ボクスターはポルシェが1996年から2016年まで販売していたクーペタイプのオープンカーです。

2012年には3代目が登場しています。ボクスタータイプで4代目も販売されていますが、718ボクスターという名前に変更されています。

ボクスターとは、水平対向エンジンを表すボクサーと、オープンカーを表すロードスターを合わせた造語です。

ボクスターのエクステリアはひと目で「ボクスター」と分かるデザインを起用。より流麗なシルエットを目指し、フロントからドア、リアランプなどは起伏を凝らした意匠を施し、躍動感を演出しています。

ボディーサイズは、全長4374mm、全幅1801mm、全高1282mm。ホイールベースは2475mmとなり、先代と比較してトレッドも拡大されましたが、外寸の変化は僅かなものです。

インテリアは、なだらかに傾斜するコンソールなど、カレラGTのデザイン要素をイメージさせます。スポーティながら居住性も向上しています。

エンジンは2.7リッターの自然吸気・直噴型の水平対向6気筒ユニットです。最高出力は265ps、最高トルクは28.6kgmを発揮します。トランスミッションは6段MTと7速のデュアルクラッチ式トランスミッションが用意されました。

オプションであるスポーツクロノパッケージには、新たにボディーとエンジンを結合するエンジンマウント部に磁性流体を用い、状況に応じてその固さを変化させるシステムであるダイナミックトランスミッションマウントが加えられました。

現在、ポルシェのボクスターを中古車で購入したい場合、平均で約513万円という価格帯となっています。(2020年4月調べ)

良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。