ポルシェ 911カブリオレ解説

ポルシェジャパンは、日本全国のポルシェ正規販売店にて新型「911カレラSカブリオレ」および新型「911カレラ4Sカブリオレ」の予約受注を2019年2月12日より、「新型911カレラカブリオレ」の予約受注を2019年8月30日より、開始しました。

オープントップの911は、911カブリオレのプロトタイプ発表以来数十年にわたる伝統を継承。1982年に初代911カブリオレが生産ラインを離れてからモデルレンジに欠かすことのできない存在となっています。

ボディのベースはポルシェ 911のカブリオレを受け継ぎながら、各部のラインは最新のクーペモデルを採用。完全自動開閉式のソフトトップにはガラス製リアウインドウが搭載されています。新しい油圧装置を使用したことでルーフを開く際の所要時間が約12秒に短縮されたほか、電動式のウインドディフレクターが乗員を風から保護します。

また、911カレラSカブリオレと4WDの911カレラ4Sカブリオレでは、2981ccの水平対向6気筒ターボエンジンを採用。最高出力331kW/6500rpmと最大トルク530N・m/2300-5000rpmを出力します。噴射過程の改善によって駆動効率が向上しただけでなく、エミッションの低減も実現しています。

さらに、エンジンマウントの位置を新しくしたことで、先代モデルよりもねじり剛性が向上。使用されるスプリングが従来より硬く短くなっていること、フロントとリアに備わるスタビライザーの剛性が高くなっていること、そして車高を10mm低く設定していることが特徴です。これらの調整によって重量配分を進化させた911は、いっそうニュートラルなドライブフィールを実現しています。