プジョー e-208解説

e-208はプジョーが2020年7月にフルモデルチェンジで登場した208の電気自動車モデルのコンパクトカーです。

208の初代モデルは2012年に登場。そこから6回のマイナーチェンジを繰り返し、2015年までに発売。208の今回のモデルチェンジで、通常のエンジンモデルに、電気自動車モデルが「e-208」としてラインナップに加わりました。

e-208のエクステリアデザインは、基本的には208と変わらず、上級モデルとなる508のフロントマスクを模したデザインで、ライオンの牙を連想させるフロントバンパーに組み込まれたLEDデイライトと、大型のグリルが特長的で、コンパクトカーでありながらもダイナミックな印象を与えています。

エクステリアデザインの大きな違いはないですが、ツートンに塗り分けられたライオンエンブレムと、「e」のモノグラム、空力性を高めるルーフスポイラーやアロイホイールは、e^208の専用デザインとなっています。

ボディサイズはグレードで違いがあり、アリュールは全長4095mm、全幅1745mm、全高1445mm。GTラインは全長4095mm、全幅1745mm、全高1465mmとなっています。このサイズは208と同様です。

インテリアはインパネデザインや各ボタンデザインなどが鮮麗されてやスポーティな印象を与えています。また先代モデルよりも車高が若干高くなったことで、快適な室内空間を確保しています。

また、アグレッシブなドライビングにも対応したホールド性の高いフロントシートは、ドライバーの心を擽る装備の一つです。

プジョーミラースクリーンは、アップルカープレイやアンドロイドオートに対応。車内空間でのエンターテインメント性も向上しています。

本モデルは電気自動車となるので、交流同期電動機を搭載。最高出力は136psを発揮します。

電気自動車ならではの加速と、安定感のある走行性は快適な走りを実現しています。さらにヨーロッパ車ならではのボディ剛性の高い設計で、走行時に気になる雑音も軽減。コンパクトカーでありながら、かなり走りを堪能できるモデルへと進化しました。

プジョー208の中古車価格は、平均で約120万円です（2020年7月調べ）。人気のクルマなので、車体のコンディションが良好なら早期購入を検討しても良いでしょう。