日産 バネットセレナ解説

バネットセレナは日産が1991年から1994年まで発売したミニバンです。バネットコーチの後継モデルとして登場し、走行性能にこだわって開発されたクルマです。車名の由来は、バネットはVanと「小さな」や「可愛い」の意の接尾語Etteの合成語、セレナは「晴々とした」や「穏やかな」を意味するスペイン語からきています。

エクステリアは堂々としていて流麗なスタイルが特徴です。フロントビューは風格がありながらも優しさも感じられるデザインで、丸みを帯びたヘッドライトが存在感を演出します。流麗なボディラインも車体全体を美しく包み込みます。ボディサイズは全長4315mm、全幅1695mm、全高1850mmとワイドです。

車内は快適でゆとりある空間が広がります。インテリアは長く愛用できるシンプルなデザインで統一され、リラックスできる雰囲気を創出。最上位グレードの「PX」では、AM/FMラジオ付きCSプレイヤー、デュアルエアコン、パワーウィンドウ、集中ドアロックといった機能も充実しており、快適なドライブを強力にサポートします。

エンジンは1.6リッター（100PS）と2リッター（130PS）の水冷直列4気筒DOHC16バルブエンジン、2リッター（91PS）の水冷直列4気筒OHCディーゼルターボエンジンを設定。トランスミッションは5速MTと4速AT、駆動方式はFRとフルタイム4WDから選択可能で、高水準で安定したパワフルな走行を実現しています。また後席3点式シートベルトやサイドインパクトバーといった安全装備も整っています。

現在、バネットセレナは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、バネットセレナの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。