日産 スカイラインGT-Rセダン解説

スカイラインGT-Rセダンは1998年にスカイライン生誕40週年を記念しオーテックが製作したモデルです。スカイラインGT-Rセダンは限定発売され、その生産台数はわずかに422台だけです。一部車両は警察車両として納入され、覆面車両として活躍していました。

スカイラインGT-RセダンはR33型GT-Rのボディをベースに4ドアセダンボディに改造したものです。元々2ドアクーペタイプのボディを持つGT-Rを4ドアとするために、リアドア周辺に大きく変更が加えられています。ボディサイズは、全長4760mm、全幅1780mm、全高1380mmとなっています。その他のクーペボディとの違いはフロントバンパーやリアスポイラーの有無といった点に見ることができます。

パワートレインやブレーキまわりは「GT-R」と変わらず、セダンボディでもクーペボディに劣ることのない性能を発揮します。スカイラインGT-Rセダンに搭載されるエンジンは、伝統の直列6気筒2.568リッター「RB26DETT」、これにインタークーラ付きツインターボを備え最大トルクは392N・ｍを発生させます。トランスミッションは6速MTで、駆動方式は電子制御トルクスプリット4輪駆動システム「ATTESA E-TS」を介して前後4輪を駆動させます。さらに強力なブレーキシステム「ブレンボ」を搭載、非常にスポーティーでスペシャルな1台です。

現在のスカイラインGT-Rセダンの中古車市場での平均価格は、約698万円となっています。希少価値が高く流通台数もすくないためプレミア価格で取引されています。スカイラインGT-Rセダンをお探しのかたはこまめに市場をチェックすることをおすすめします。