日産 スカイラインGT-R解説

スカイラインGT-Rは、日産自動車が1969年から2002年まで発売したクーペです。スカイラインGT-Rは、スカイラインをベースに専用のエアロパーツやレース用装備でチューニングされた卓越したスポーツ性能を誇る仕様のクルマです。スカイラインの最上級、最高級グレードとして生産されてきました。

BNR34型と呼ばれる5代目のスカイラインは第2世代スカイライン最後のGT-Rかつ、「スカイラインGT-R」名義の最終モデルです。スカイラインGT-Rは歴代のモデルも含めて形式名で呼ばれることがあり、初代：PGC10、2代目：KPGC110、3代目：BNR32、4代目：BCNR33、5代目：BNR34となどと呼ばれ、販売終了後は後継車種である「日産GT-R」に引き継がれています。

エクステリアは、力強くも知性を感じさせるデザイン。フロントビューのヘッドランプやボリュームのあるエンジンフードなど随所にこだわりを感じます。前モデルから全長を75mm、ホイールベースを55mmサイズダウンしていますが、室内空間を犠牲にすることなくサイズダウンに成功。ボディサイズは全長4600mm、全幅1785mm、全高1360mmです。

インテリアは、コンビネーションメーターの各計器の配置バランスにも気を配り、走行中でも瞬時に確認しやすくなっています。新開発した専用のモノフォルムバケットシートは、ショルダーとサイドサポート部分の張り出しを大きめに取ることで、高G負荷の旋回でもしっかりと身体をホールドしてサポートしてくれます。

スカイラインGT-Rに搭載されるエンジンは、伝統の直列6気筒2.6リッター「RB26DETT」、これにインタークーラ付きツインターボを備え最大トルクは392N・ｍを発生させます。トランスミッションは6速MTで、駆動方式は電子制御トルクスプリット4輪駆動システム「ATTESA E-TS」を介して前後4輪を駆動させます。

現在、スカイラインGT-Rの中古車価格は高値で推移しており、中古車価格は平均で905万円となっています。もしスカイラインGT-Rの購入を検討されている方は、早めのチェックをおすすめします。