日産 プリメーラハッチバック解説

プリメーラハッチバックは日産が1991年から1995年まで販売したセダンです。1989年の東京モーターショーにてコンセプトカー「PRIMERA-X」が出品され、1990年にプリメーラはデビューしました。ハッチバックは翌年に英国生産のモデルが日本へ輸入される形で登場しています。なお2代目のハッチバックモデルの呼称はプリメーラUKに変更され、3代目のハッチバックモデルは日本では販売されていません。

エクステリアは美しいフォルムが特徴です。流れるようなボディラインはハッチバックでも健在で、スタイリッシュな印象は変わりません。フロントの引き締まった顔立ちは日産らしく、プリメーラハッチバックの軽快な走りを予感させます。ボディサイズは全長4400mm、全幅1695mm、全高1385mmです。

車内はオーソドックスなデザインで機能性にも優れます。インテリアは派手さはありませんが、長く愛用できる親しみやすさを感じます。インパネも使い勝手に優れ、ドライブに集中できる環境が整います。その他装備も充実しており、AM/FMラジオ付きCSプレイヤー、フルオートエアコン、パワーウィンドウ、集中ドアロックなどが揃います。

エンジンは最高出力150PS(110kW)/6400rpm、最大トルク19.0kg・m(186.3Nm)/4800rpmを発揮する2リッター水冷直列4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載。駆動方式はFF、トランスミッションは4速ATで、高水準の安定した乗り心地を実現しています。また安全装備としては、ABS、後席3点式シートベルト、サイドインパクトバーなどが備わっています。

現在の日産のプリメーラハッチバックの中古車価格は、平均で約68万円です（2020年6月調べ）。スタンダードなスタイルで人気のセダンなので、車体の状態に満足できれば早期購入もおすすめです。