日産 ピノ解説

ピノは、2007年から2010年に渡り、日産から販売されていた軽自動車です。日産自動車にとって「モコ」、「クリッパー」、「オッティ」に続く4車種目の軽自動車です。日産ピノはスズキの6代目アルトからOEM供給を受けるモデルで、スズキからマツダにOEM供給されていた5代目キャロルとも姉妹車でもあります。ピノは「ピノキオ」のように、長く愛され一緒に成長していける友達のような存在になって欲しいという願いを込めてネーミングされました。

ピノは「低価格・低燃費」という軽自動車の要件を満たしつつも、優しい雰囲気が感じられるカジュアルでシンプルな親しみやすいデザインが特徴です。大きなドア開口スペース、スムーズに脚の移動ができる膝回りの空間、低いサイドシルにより、乗降性を向上させました。また、全長3395mm、全幅1475mm、全高1500mmというコンパクトな車体に加え、クラストップレベルの最小回転半径4.1mにより取り回しの良さは随一です。

エンジンは660cc直列3気筒DOHC12バルブK6A型を搭載。安心して日常的に利用ができる燃費性能、低速からも快適に走る操作性、高い環境性能を実現しています。トランスミッションはフルレンジ電子制御4速ATを設定。最適なギヤ比設定によって、21.5km/L（E）という低燃費を達成するとともに、上り坂では車速とアクセルを踏み込み度合い、下り坂ではブレーキと連動して不要な変速を抑える登降坂変速制御機能を搭載しました。

現在、日産ピノを中古車で購入したい場合、平均で約19万円というリーズナブルな価格帯となっています。(2020年4月調べ)日産ピノはデザインや運転のしやすさから人気が高い車種です。良質な車体を発見したら、購入を考えてみてはいかがでしょうか。