日産 ブルーバードハードトップ解説

ブルーバードハードトップは1971年から1976年まで日産が販売していたハードトップを備えた4ドアセダンです。車名のブルーバードは童話の「青い鳥」から取られています。

ブルーバードハードトップの特徴はピラーレスのハードトップにすることで伸びやかなラインを描くボディのサイドシルエットです。曲線基調のグラマラスで優美なフォルムがブルーバードハードトップの個性を引き立ています。また、スポーツラインの「SSS」グレードでは「Jライン」と呼ばれたウィンドウガーニッシュのカラーをホワイト、ブラック、オレンジの3色から選ぶことができました。ボディサイズは全長4215mm、全幅1600mm、全高1415mmとなっています。

インテリアは質感が磨き抜かれた造形になっており、「SSS」グレードにはスポーツ仕様の6連円形メータや細身の3スポークステアリングホイールとなっています。また、上位グレードではインパネが木目調になり上品さを演出するアクセントになっています。

ブルーバードハードトップに搭載されるエンジンは直列4気筒SOHC1.6リッターと1.8リッターが設定されていました。2種のエンジンにシングルキャブ、ツインキャブ、BOSC製電子制御燃料噴射装置が組み合わせられ、多様なエンジン仕様がラインナップされていました。トランスミッションは4速MTと3速ATのいずれかで、駆動方式はFRです。

現在、ブルーバードハードトップは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、ブルーバードハードトップの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。