光岡 オロチ
オロチは光岡自動車が2006年から2014年まで販売していたスポーツカーです。
オロチは2001年代35回東京モーターショーにコンセプトカーと出展され、その反響の大きさから市販に至ったという経緯を持っています。コンセプトカーはホンダ・NSXをベースに製作されていましたが、市販化に際して完全自社設計のフレームを採用、光岡自動車のオリジナルカー2号としてデビューしました。
オロチの最大の特徴はそのスタイリングにあります。「大蛇(おろち)」のような流線型の有機的なエクステリアが唯一無二のスポーツカーとしての存在感を主張。開発には5年の歳月が費やされ、その多くの時間がこのスタイリングのデザインのために使われました。光岡自動車のスタイリングにこだわったクルマづくりの一端を垣間見ることができます。なお、ボディパネルはすべてFRP製で、1台分のボディパネル製作に1週間もの時間がかけられていました。外装の一部には、マツダ・ロードスターと同じ製品が使用されています。
全長4560mm、全幅2035mm、全高1180mmというワイドボディで、自社製のフレームはフェラーリ・512TRを参考にオリジナルのスペース鋼管フレーム構造を採用。エンジン及びドライブトレーンはレクサス・RX330と同様で3.3リッターV6 (3MZ-FE型)エンジンを搭載。ステアリングホイール及びエアバッグモジュールはスズキから供給され、ブレーキはホンダ・レジェンドのものを使用しています。
2014年に保安基準の適合から外れるなどの理由から生産が終了したオロチですが、今なお国産スポーツカーの代表格として人気があります。現在のオロチの中古車価格は、平均で974万円と非常に高値で取引されています。オロチは生産台数が少なかったがために、中古車として市場にも出回ることが少なくなっています。(2020年4月調べ)
主要諸元表
グレード名 | 3.3 ファイナル オロチ |
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新車価格 | 1,176万円 |
生産開始年 | 2014年4月 |
生産終了年 | 2014年9月 |
型式 | ABA-MSP1 |
駆動方式 | MR |
ミッション | 5AT |
シート列数 | 1 |
乗車定員 | 2名 |
最小回転半径 | 6.4m |
全長 | 4560mm |
全幅 | 2040mm |
全高 | 1180mm |
ホイールベース | 2600mm |
エンジン型式 | 3MZ-FE |
エンジン種類 | V型6気筒DOHC |
総排気量 | 3310cc |
最高出力 | 233ps |
最大トルク/回転数 | 328(33.4)/4400 |
燃費(10.15モード) | -km/L |
燃費(JC08モード) | -km/L |
燃費(WLTCモード) | -km/L |
燃費(WLTCモード)市街地 | -km/L |
燃費(WLTCモード)郊外 | -km/L |
燃費(WLTCモード)高速 | -km/L |
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2006年10月〜2014年04月生産世代
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●光岡 オロチ マイナーチェンジ一覧
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2014年04月〜2014年09月生産モデル
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2009年09月〜2014年03月生産モデル
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2008年09月〜2009年08月生産モデル
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2007年09月〜2008年08月生産モデル
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2006年10月〜2007年08月生産モデル
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