三菱 ランサーセディア解説

ランサーセディアは三菱が2000年から2003年まで発売したセダンです。

時代の変化に即した、新世代のコンパクトなセダンとして開発されました。6代目ランサーと同時期に発売され、販売店の関係で車名に「セディア」が付いています。車名の由来は、ランサーは英語で槍騎兵の意味、セディアは「Century（世紀）」と「Diamond（ダイヤモンド）」からなる造語です。

エクステリアは格調高く、スポーティな印象に仕上がっています。左右コーナーをダイヤモンド状にカットしたノーズを採用し、取り回し性を高めつつ、アグレッシブなフロントデザインとしています。ボンネットとラジエーターグリルを一体化させたことにより、繊細さとダイナミックさを演出しています。ボディサイズは全長4535mm、全幅1695mm、全高1430mmと取り回しの良いサイズ感です。

インテリアはセンターパネルを一体化した水平基調インパネを採用し運転席に開放的なイメージを与えます。また、空調、オーディオなどの操作スイッチを大型化し、実用性を高めています。

三菱独自のガソリン直噴エンジンGDIを搭載した、1.5リッターもしくは1.8リッターのエンジンを設定。連続可変トランスミッションCVTを搭載することで、優れた燃費効率とスムーズで軽快な走りを両立しています。また道路状況に応じて変速比を自動的に選択する最適制御、ドライバーの好みに合うように変速比を補正する学習制御を取り入れた「INVECS-III」を採用することで、運転のしやすさが格段に上がっています。

現在の三菱のランサーセディアの中古車価格は、平均で約24万円です（2020年4月調べ）。車体の状態次第では、早期購入を検討しても良いでしょう。