三菱 ジープ 1980年05月 モデルの価格・新型情報・グレード・スペック

三菱 ジープ解説

ジープは三菱自動車が1956年から1998年まで生産を行っていたSUVです。

1953年にウィリス・オーバーランド社とノックダウン方式によるジープの組立外注契約が成立した後、三菱自動車は1956年から完全国内生産で1998年までジープの生産を行ってきました。

1995年以降のモデルが最終型となり、ジープの生産開始当初からの頑強なフレーム構造と、道を選ばない走破性を維持しつつ、車の持つ基本性能と信頼性を格段に高め、環境にも配慮されたモデルとなっています。

ブリキのおもちゃのような、いかにも堅牢そうな直線的なデザインと、ひと目でジープと分かる、昔から変わらない特徴的なフロント部分のデザインや、全長3455mm、全幅1665mm、全高1910mmという比較的小柄なボディサイズが生み出す運動性能から現在でも人気の高い車種となっています。

普通の乗用車では見ることのできない、ジープだけの大径3本スポークステアリングは、肩幅とほぼ同じ広さを持っており、両手を自然に伸ばした状態でグリップできて悪路での操舵時にも十分な力が加えられるように工夫されています。メーター類にはすべてにゴムパッキンを搭載し、防水・防塵対策を徹底しています。

100馬力を発生する2.7リッターのインタークーラーディーゼルターボエンジンは、厳しくなった1995（平成5）年度排出ガス規制をクリアしつつ、パワーとトルクを共に向上して走りの性能を高めています。またトランスミッションは4速のMTのみとなります。

現在、中古車の平均価格は104万円ほどとなっています（2020年4月調べ）。