三菱 シャリオ解説

シャリオは、三菱自動車が1983年から1997年まで販売されたモデルです。日産・プレーリー、クライスラー・ボイジャーと並びミニバンの先駆けとされ、乗用車セダンと高い汎用性を持つキャブオーバーワゴンそれぞれの特徴を兼ね備えたモデルです。

1991年には空間や機能性・用途に多様性を持たせた仕様にフルモデルチェンジされ、従来のゆったりとした快適さを残しつつ、全体的な質を向上させるバージョンアップをしています。

エクステリアデザインは、ワイドトレッドによる安定感のあるフォルムが特徴的。密度の高いエアロダイナミックな面処理、リアドアの左右にセダンのようなヒンジドアを採用することで、高品質で洗練されたデザインとなっています。

ボディサイズは全長4515mm、全幅1695mm、全高1580mmと、やや長めなボディが特徴です。駆動系などのメカ部分をコンパクトに抑えることで広い室内空間を確保しています。12通り以上の多彩なシートアレンジメントが可能で、乗る人や乗車シーン、積載する荷物の大きさに応じて室内スペースを調整することができます。ワゴンを超えた利便性を持った、実用性の高いフリースタイルインテリアに仕上がっています。

エンジンは2リッターECIマルチエンジンを搭載し、軽快な走り心地を実現。セミトレーリングアーム式リアサスペンションを用い、高い操作性と走行安定性を実現しています。さらに、剛性に優れたボディと静粛性によって、快適な走りが楽しめます。

現在のシャリオの平均中古価格は、37万円です（2020年4月調べ）。