ミニ ミニロードスター解説

ミニ ロードスターは、BMWがミニブランドで2012年から2015年まで販売していたコンパクトカーです。

クーペベースのオープンスポーツカーで、ミニブランドの6番目のバリエーションとして販売されていました。

エクステリアは、ミニ クーペでも取り入れられている3ボックス・ボディ構造を採用。これに手動式の軽量なソフトトップの幌を合わせることで、エレガントなロードスターのデザインを実現しています。同じオープンモデルであるミニ コンバーチブルに比べて車高を30mm低く、Aピラーの角度を13度小さくすることによって、空気抵抗が下がり、加速性能が向上しています。

ボディサイズは、全長3740mm、全幅1685mm、全高1385mmとなっています。

ミニ ロードスターには、「アクティブ・リア・スポイラー」という可変リアスポイラーを装備しています。車両の走行速度が80km/hを超えると、スポイラーが自動的に上昇し、高速走行時の空力性能を最適化します。上昇したスポイラーは、時速が60km/h以下まで下がると、元の位置に戻るようになっています。

エンジンは、122PSを発生する1.6リッター直列4気筒自然吸気エンジンを「ロードスター クーパー」に、184PSを発生する1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを「ロードスター クーパーS」に搭載。ブレーキ・エネルギー回生システムやオートスタート/ストップ機能の採用により燃費性能も高くなっています。

中古車市場におけるミニ ロードスターの平均相場価格は157.1万円となっており（2020年5月調べ）、当時の新車価格より180万円程度安くなっています。本格的で、引き締まった乗り味のオープンカーをお求めの方は、チェックしてみるといいでしょう。