メルセデス・ベンツ SLRクラス マクラーレン ロードスター解説

SLRクラス マクラーレン ロードスターは1995年から2014年まで、F1でエンジンサプライヤーとしてタッグを組んだメルセデス・ベンツとマクラーレンによって、2004年に販売されたスーパーカー「SLRクラス マクラーレン」のロードスターモデルです。

車両の基本性能は「SLRクラス マクラーレン」そのままに、開閉式ソフトトップを採用したオープンモデルとなっています。ソフトトップの開閉はセミオートマチック方式で、手動でフロントウインドウ上部のロックを解除した後、センターコンソール上のスイッチで開閉が可能です。最高速度が330km/hオーバーのSLRクラス マクラーレン ロードスターのソフトトップは空力特性にも考慮されてた構造で、高速走行時に「バルーニング」という現象が起きない設計が施されています。

SLRクラス マクラーレン ロードスターに搭載されるエンジンは「AMG」がこのクルマのために専用で設計・開発した5.4リッターV8SOHCスーパーチャージャー付きエンジンです。馬力は650PSで、0-100km/hの加速は3.8秒と鋭い加速性能を持っています。トランスミッションはメルセデス・ベンツSクラスに搭載される5速ATを採用しており、大トルクの増減速に耐えうるものになっています。

ボディ構造はF1 マシンにも採用されるカーボン・モノコックボディで、ロードスターモデルは安全性とボディ剛性の確保のためにAピラーの剛性増強、シート後方にロールケージを追加しています。ボディサイズは「SLRクラス マクラーレン」より全高が若干高くなっており、全長4656ｍｍ、全幅1908ｍｍ、全高1281ｍｍです。

中古車市場でのSLRクラスマクラーレン ロードスターの価格は応相談の場合がほとんどです。中古車市場にSLRクラスマクラーレン ロードスターが出回ることは非常に少ないため、もしSLRクラスマクラーレン ロードスターをお探しの方は早めに検討をすることをおすすめします。