メルセデス・ベンツ SLRクラス マクラーレン解説

SLRクラス マクラーレンは2004年から2009年5月まで販売されていた、当時（2004年）F1でジョイントするメルセデス・ベンツとマクラーレンが造り上げたスーパーカーです。

マクラーレンの工場で一台一台ハンドメイドで生産されたプレミアムなクルマで、F1のフロントノーズをイメージさせるフロントまわりや、ドアが車両上方に向かって開くバタフライドアなどが特徴的なエクステリアとなっています。

インテリアにはパドルシフトを備える本皮巻きスポーツステアリグ、セミアニリンレザーを用いたスポーツシートなどを装備し、上質な空間を演出しています。

AMGによる専用設計のエンジンを搭載。5.4リッターV8SOHCスーパーチャージャーは626PSを発生させます。フロントにエンジンを搭載しながらも、0-100km/ｈの加速は3.8秒と、ミッドシップエンジン車の「ポルシェ・カレラGT」に匹敵するほどです。トランスミッションはメルセデス・ベンツ車にも使われている5速ATを搭載、Sクラス向けの大トルクエンジン用のものを流用しています。

ボディはカーボン製モノコックボディで高剛性と軽量化に貢献しています。ボディサイズは全長4656ｍｍ、全幅1908ｍｍ、全高1261ｍｍでロングノーズ・ショートデッキのスタイルとなっています。カーボン製のボディはボディの高剛性化のみならす高い衝撃吸収性を備えており、高水準の剛性と衝突安全性を実現しています。

現在のSLRクラスマクラーレンの中古車価格は、平均で約2474万円です（2020年5月調べ）。中古車市場でのSLRクラスマクラーレンの価格は応相談の場合がほとんどです。