マクラーレン MP4-12C解説

MP4-12Cはマクラーレンが2012年から2014年まで販売していたクーペモデルです。マクラーレンがロードカーに本格参入した第1作目となるモデルでもあります。

MP4とはマクラーレンプロジェクト4を、12はV12エンジン搭載車並みのパフォーマンス、Cはカーボンファイバーを使用していることから名付けられました。

ボディのスタイリングはフェラーリF430なども手がけたフランク・ステファンソンのデザインです。シャシーにはモノセルというワンピース構造のカーボンファイバーセルが使用され、際立った高剛性のボディに仕上がっています。ドアの開閉方式は、バタフライドアを取り入れています。

ボディサイズは全長4509mm、全幅1908mm、全高1199mmです。

エンジンはリカルド社と共同開発した自社製3.8リッターV8ツインターボを搭載。最高出力は600ps、最大トルクは600Nmを発揮します。ダウンサイジングターボという、小排気量エンジンを過給して大出力を得る方法を採用しました。トランスミッションはグラツィアーノ社が設計した7速DCTを採用し、変速にはパドルシフトを使用します。それらを制御するマクラーレン製の電子制御システムは素早くスムーズなシフトチェンジを実現します。

現在、マクラーレンMP4-12Cを中古車で購入したい場合、平均で約1427万円という価格帯となっています。(2020年6月調べ)

マクラーレンMP4-12Cはデザインや走行性に定評があります。良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。