マクラーレン 720S解説

マクラーレン・オートモーティブは、「マクラーレン 720S」を2017年3月8日に発売しました。

これにより、マクラーレンのスーパーシリーズが第2世代を迎えるとともに、スーパーカー・セクターの常識を打ち破った、画期的な性能が披露されることになりました。

720Sに搭載された新型のM840Tエンジンは、高い評価を得ている、マクラーレンおなじみのツインターボV8エンジン・シリーズの流れをくんでいます。4リッターエンジンは、マクラーレンのスポーツシリーズに搭載されている3.8リッターエンジンから41%の部品が取り換えられており、最高出力720PS、最大トルク770N・mとなっています。

エンジン性能はまさに驚異的で、0-100km/hまでの加速は3秒を切っており、その後わずか5秒で時速200kmまで加速し、そのまま最高時速341kmにまで到達します。

720Sでは、マクラーレンの新世代の「プロアクティブ・シャシー・コントロール」と新たなサスペンション、電動油圧式パワーステアリングが一体となって機能し、グリップ、バランスおよび性能が大幅に向上し、ダイナミクス性能の幅広さも比類のないレベルとなっています。

新しいスーパーシリーズのデザイン面での特色の一つは、車体の横にあるラジエーター・インテークが省かれていることです。その代わりの役目を果たすのは、ディヘドラル・ドアに装備された、独自のエアロダイナミクス形状である「ダブルスキン」です。この仕組みにより、エアーがミッドシップ・マウントのエンジンを冷却する、高温ラジエーターに送られます。