マツダ MX-6解説

MX-6はマツダが1992年から1997年まで販売していたクーペボディのスペシャルティカーです。

初代モデルは1987年から米国で販売され、国内販売は、この2代目モデルからの販売となります。

MX-6はカペラC2の後継モデルにあたる2ドアクーペです。1991年に販売が開始されたクロノス、MS-6の姉妹車にあたり、プラットフォームやパワートレインを共有しています。

MX-6はクロノスシリーズのスペシャルティカーにふさわしい装備としてとして、唯一4輪操舵システムが装備されていました。またMX-6は「日産・シルビア」「ホンダ・プレリュード」と並び「デートカーブーム」を支えたクルマといわれています。

エクステリアデザインは伸びやかなサイドシルエットと、3ナンバーサイズのボディサイズが生み出すグラマーなボディが特徴的です。ボディサイズは全長4610 mm、全幅1750 mm、全高1310 mmとなっています。初期モデルにはリアスポイラーが標準装備されおり、よりスポーティな雰囲気を演出していました。

エンジンはクロノスと共有の2.5リッター水冷V型6気筒エンジンを搭載、駆動方式はFFのみです。トランスミッションは4速ATと5速MTがラインナップされていました。

インテリアはクロノスと共有されず、パネルデザインはMX-6専用のものが採用されています。マツダのスペシャルティカーらしくインテリアのオプション装備が豪華だったことも特徴のひとつで、BOSE製のサウンドシステムや本皮シートやサンルーフが用意されていました。

現在のMX-6の中古車価格は、平均で約120万円となっています（2020年5月調べ）。年式が古くなってしまったこともあり、AZ-3が中古車市場に出回ることは非常に稀です。MX-6をお探しの場合、できる限り早く購入することを推奨します。