マツダ ルーチェ解説

ルーチェはマツダが1966年から1991にかけて販売したセダンです。最終モデルである5代目は1986年から販売されました。

また、タクシーや教習車にも使用されたため、専用の仕様も存在しました。

エクステリアは、ベンツを始めとした当時の高級車の特徴である角ばった車体と下部ボディパネル、ハードトップモデルに存在するボンネットマスコット、グリル周りが特徴的です。スーパーモノコックボディを採用し、4代目と比較して5割以上剛性が向上しています。また、5代目には4代目までには無かったドアミラーが備えられています。

インテリアは、80年代後半の高級車にふさわしいデザインで、当時の世相とは裏腹に落ち着きのある色合いで、くつろげる高級感を醸し出しています。上級グレードには当時としては珍しいデジタルメーターがメーカー標準で備えられています。

ボディサイズは、4代目以前より多少大型化し、全長4690mm、全幅1695mmです。全高はセダンとハードトップで違いがあります、セダンは1395mmで、ハードトップは1435mmです。

エンジンは、2.0リッター直4SOHC、2.0リッターV6SOHCのエンジンもしくはターボ搭載型2.0リッターV6SOHC、0.66リッターのロータリーエンジンの4種類がラインナップ。トランスミッションは5速MTもしくは4速トルコン式ATが設定されています。

中古車市場では、平均価格124万円で推移しています。生産終了から30年近く経過しているため状態の良いクルマを見かけたら購入を検討しましょう。