マツダ ランティスクーペ解説

ランティスクーペはマツダが1993年から1997年まで販売していたミドルクラス・コンパクト4ドアクーペで、４ドアセダンタイプの走りとなったモデルです。

同社のファミリアアスティナ、ユーノス100の後継車種にあたるモデルとなります。またランティスクーペは全日本ツーリングカー選手権に出場するほどのスペックを持っています。

ランティスクーペは切り詰められた前後のオーバーハングから生み出される独特のフォルムが特徴的です。またボディの剛性が非常に高く、5ナンバーの規格に収まるボディサイズでありながらも「新衝突安全基準」に適合しています。

ワイドボディで短い全長をもちスポーツカーライクなフォルムをもつランティスクーペのボディサイズは、全長4245ｍｍ、全幅1695ｍｍ、1355ｍｍとなっています。

ランティスクーペには2タイプのエンジンが搭載され、フラグシップモデルには2.0リッターV型6気筒DOHCエンジンと、スタンダードモデルには1.8リッター直列4気筒DOHCエンジンが設定されています。特にV型6気筒エンジンはVRIS(可変共鳴加給システム)が搭載され、スムーズで力強く高回転域で大トルクを発生させることができるエンジンです。

販売終了後、ランティスクーペの後継はファミリアに引き継がれています。

現在のランティスクーペの中古車価格は、平均で約48万円となっています（2020年5月調べ）。ランティスクーペをお探しの場合、できる限り早く購入することを推奨します。