マツダ ファミリア解説

ファミリアは、マツダが1963年から2004年まで9代に渡り発売したコンパクトカーです。1998年にフルモデルチェンジされた9代目が、ファミリアの乗用車モデルとしての最終型となりました。

9代目のボディサイズは、全長4315mm、全幅1695mm、全高1410mm（セダンタイプ）です。ハンドリング性能を高めるために、従来モデルより全長を短くしつつ、ロングホイールベースの採用とエンジン長の抑制により、広々とした室内空間、ラゲッジスペースを確保しています。

エクステリアは当時のマツダのデザインテーマ「コントラストインハーモニー」を採用しています。独特なヘッドランプと存在感のあるフロントグリルによる新たなファミリーフェイスや、ダイナミックで安定感のある面構成により、実用性とデザイン性を両立させました。

インテリアは、インパネの中心部にふくらみを持たせたメリハリのある造形とし、ドアトリムの布部分の面積を拡げることで、上質感と快適性を同時に高めています。

エンジンはガソリンエンジンが4種類、ディーゼルエンジンが1種類ラインナップ。それぞれ1.8リッターDOHCのFP-DE型、1.5リッターDOHCのZL-VE型、ZL-DE型、1.3リッターSOHCのB3-ME型、2.0リッターディーゼルのRF型となっています。トランスミッションは4速ATと5速MTの2タイプを設定しています。

現在、マツダファミリアを中古車で購入したい場合、平均で約25万円という価格帯となっています（2020年4月調べ）。マツダファミリアは運転のしやすさや居住性に定評があります。良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。