マツダ アンフィニRX-7解説

アンフィニRX-7はマツダが1991年から1997年まで発売したクーペです。

RX-7の3代目モデルで、呼称のサバンナは引き継がれず、販売店の「アンフィニ」を冠していました。

ロータリーエンジンの特徴を活かせる本格スポーツカーとして開発されました。車名のRは「ロータリーエンジン」、Xは「未来を象徴する記号」、7はマツダ内での車格番号に由来します。

エクステリアデザインはスポーティで洗練されています。どの角度から見てもクールなビジュアルで、プレスベント3次曲面フロントウィンドウ、エアロウェイブルーフ、エアロアンダーカバーなどスポーツカーならではの個性が際立ちます。ボディラインも見事なまでに滑らかで美しい仕上がりです。ボディサイズは全長4295mm、全幅1760mm、全高1230mmです。

車内はスタイリッシュで機能性にも優れます。インパネはドライバーを囲むような造形で、クルマとの一体感を演出。センターとサイドのクッション構造を分離させたバケットシートも運転への集中を向上しています。

エンジンは最高出力255PS(188kW)/6500rpm、最大トルク30.0kg・m(294.2Nm)/5000rpmを発揮。654cc×2の直列2ローターICツインターボエンジンを搭載。駆動方式はFR、トランスミッションは4速ATもしくは5速MTより選択可能で、パワフルで力強い最上級の走行を実現しています。

アンフィニRX-7は、その後、販売店の統合により、呼称の「アンフィニ」も消え、RX-7へと継続していきます。

現在のマツダのアンフィニRX-7の中古車価格は、平均で約214万円です（2020年5月調べ）。おしゃれで人気のクーペなので、車体の状態が良好なら早期購入を検討しても良いでしょう。