マセラティ グラントゥーリズモ解説

マセラティ ジャパンは、「グラントゥーリズモ」を内外装や整備をマイナーチェンジし2017年6月に発売しました。

グラントゥーリズモは、2007年にデビューし、累計生産台数は3万7.000台を超えるマセラティのヒットモデルです。登場してから10年以上の歳月が経っていますが、いまだに日本でも根強い人気を誇っています。

マイナーチェンジでは、「スポーツ」と「MC」の2タイプのラインナップを採用。インテリアにはポルトローナ・フラウのレザーシートが備わり、最新のインフォテインメントシステムを搭載するためにセンターコンソールのデザインなどを変更しています。また、操作系を改めることで各種操作ボタンの削減も行われています。

エクステリアは、フロントグリルをクロームで縁取った六角形の「シャークノーズ」に変更。また、サイドエアダクトの形状も改めた新デザインのフロントバンパーを採用しています。

バンパーのデザインを改めたリアまわりは、仕様によりエグゾーストパイプの位置が異なり、スポーツは両サイドから大楕円（だえん）形状のパイプを出すシングルタイプを採用。MCも左右出しではあるものの、中央よりに配置された丸形テールとなり、外観上の大きな違いのひとつとなっています。

エンジンは、フェラーリとマセラティが共同開発し、フェラーリのマラネロ工場で製造される自然吸気の4.7リッターV8 DOHCエンジンを採用。またMCには「MCスタートプログラム」と呼ばれるローンチコントロール機能を装備しています。