マセラティ 3200GT解説

3200GTはマセラティが1998年から2001年まで販売していたクーペタイプです。マセラティが新たな高級スポーツクーペとして開発し、1998年のパリ・サロンにて発表されました。

エクステリアは最高峰のクーペモデルにふさわしい出来栄えです。ジウジアーロが率いるイタルデザインがデザインを担当しており、ロングノーズ・ショートデッキの流麗なクーペフォルムには目を奪われます。LEDランプを用いたブーメラン形のリアコンビネーションランプも個性的で、スポーティな雰囲気が演出されます。

ボディサイズは全長4510mm、全幅1822mm、全高1305mmです。

インテリアはエレガントで高級感があります。レザーがふんだんに使用されたインテリアはゴージャスで、座り心地にも優れます。インパネはコックピットを華やかに彩るとともに、運転への没入感を高めるようにデザインも工夫されています。

エンジンは最高出力370PS(272kW)/6250rpm、最大トルク50kg・m(490Nm)/4500rpmを発揮する3.2リッターV型8気筒DOHCICツインターボエンジンを搭載。駆動方式はFR、トランスミッションは6速MTと4速ATより選択でき、最高級の上質な走りを実現しています。さらに車両安定装置としてボッシュ5.3ASRコントローラー、安全装備としてはデュアルエアバッグとABSなども備わっており、高い安全性も確保されています。

現在のマセラティの3200GTの中古車価格は、平均で約194万円です（2020年6月調べ）。多くの人が憧れるクーペなので、車体の状態に満足できれば早期購入を検討しても良いでしょう。