ロータス ヨーロッパ解説

ヨーロッパはロータスが1966年から1975年まで販売していたクーペです。

約9年間の間に多くのタイプも開発されており、「46→54→74→スペシャル」の順に誕生。根強い人気のあるクルマで、コミック「サーキットの狼」にて主人公の愛車がヨーロッパであったことでも有名です。また2006年には「ヨーロッパS」としてヨーロッパの名前は復活しています。

エクステリアにはクラシックな色あせない魅力が詰まっています。地に付きそうな低いシルエットを持つ2ドアクローズドクーペで、その存在感は今でも健在です。全高が極端に低いディメンションを持っており、車両重量は610kgと極めて軽量に抑えられています。

ボディサイズは全長3975mm、全幅1638mm、全高1067mmです。

インテリアはシンプルな構成です。時代を感じさせるインテリアは趣があり、シートは固定式を採用。ドアに内貼りはなくサイドウィンドウも開閉機構は持っておらず脱着式のものを装備しています。装備が充実しすぎていない分、昔ながらのクルマの雰囲気を肌身に感じられます。

エンジンは最高出力82PS/6000rpm、最大トルク10.6kgm/4000rpmを発揮する1.5リッター直4OHVエンジンを搭載。軽量かつ空力特性の優れたボディ、4速MTと組み合わさり、最高速度185km/hの性能を実現しています。

現在、ヨーロッパは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、ヨーロッパの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。