ジャガー Xタイプエステート解説

Xタイプエステートはジャガーが2004年から2009年まで販売していたステーションワゴンです。

ジャガーXタイプのワゴンバージョンで、これはジャガー初となるステーションワゴンであり、初の前輪駆動と四輪駆動となったモデルでもあります。

また、このXタイプは当時協力関係にあったフォードの「モンデオ」のプラットフォームを用いて開発されており、そのためジャガーでは珍しいFFを基本とした駆動形式となりました。

エクステリアにおいて、Bピラーからリアはエステート専用ボディであり、ルーフレールを始め570点以上の新設計パーツを使用しています。サルーンに比べてルーフレールの分大きくなっていますが上質感のあるスタイリングに変わりはありません。

ボディサイズは全長4730mm、全幅1790mm、全高1485mmです。ボディカラーも12色が展開されていました。

インテリアでは、全車に本物のウッドを使ったパネルやレザーシート、純正のDVDナビを標準装備しています。ワゴンとしての機能も充実しており、リアシートは7:3可倒式で荷室の最大容量は1415リットルにも及びます。通常状態でも415リットルの容量があり、ゴルフバッグが横に積める実用性を備えています。

エンジンは2リッターもしくは2.5リッターのV6DOHCエンジンを用意。2リッターモデルは前輪駆動、2.5リッターモデルは独自のフルタイム4輪駆動システムの「トラクション4」を採用しました。トランスミッションは5速ATが設定されています。

現在、ジャガーのXタイプエステートを中古車で購入したい場合、平均で約31万円という価格帯となっています。(2020年5月調べ)

良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。