ホンダ Z解説

Zは、ホンダが1970年から2002年まで販売した軽自動車です。初代は1970年から1974年に販売され、2代目は1998年から復活しました。

軽自動車という分類こそは同じですが、初代と2代目のZはコンセプトがガラリと変わっての登場となりました。

2代目となるZとは、「ゼロ」から発想し、すべてに「究極」を目指したスモール、という意志を込めて名付けられました。

全長3395mm、全幅1475mm、全高1675mmのコンパクトなサイズのZは、SUVタイプの4WD車です。エンジンをミッドシップとしたことにより、50：50の理想的な前後重量配分を実現しています。

エクステリアはユニークなフォルムが個性を主張。インテリアはフロアをすべて室内空間＋荷室スペースとして、クラス最大レベルの室内長で快適な空間を生み出しています。

さらに、フロント部をすべてクラッシャブルゾーンとした構造は、世界トップレベルの安全性能を実現しました。フロントレッグスペースもゆとりある空間が確保されており、長時間の運転でも疲れにくく、ペダル操作のしやすさも魅力的です。

パワートレインは、全域高トルクの660ccハイパー12バルブエンジンを搭載し、5リンク・リジッド・リアサスペンションがクルマを操る楽しさを広げてくれます。また、電動パワーステアリングが全車速でアシスト量をきめ細かく制御します。

トランスミッションは4速ATを設定し、駆動方式は全車スポーティな4WDとなっています。

現在のZの中古車価格は、平均で約23.5万円とリーズナブルな価格帯となっています（2020年6月調べ）。