ホンダ プレリュードインクス解説

プレリュードインクスは、ホンダが1989年から1991年まで発売したクーペタイプの乗用車です。

プレリュードとは、音楽の「Prelude（前奏曲）」から名付けられました。インクス(inx)は、「つながる、連結」を意味する「link(リンク)」からの造語です。プレリュードの派生車種で、スポーティな中にも落ち着いた雰囲気を高め、これまでより年齢層の高いドライバーとのつながりを試みたクルマ、という思いを込めて名付けられました。

全長4505mm、全幅1695mm、全高1295mmのプレリュードインクスは、「機能」プラス「乗る人の心の広がり」を尊重したコンセプトで、異形ヘッドライトを採用し、SRSエアバッグシステムを搭載しています。

エクステリアは、ロングノーズ・ショートデッキ、ワイド＆ローのボディデザインです。フロントからリアに流れるシャープで品格あるウエストラインを、ラウンドバンパーでさらに強調したフィックストクーペとしました。さらに、スポーツ感を強調したデザインのバンパーとリアパネルを装備し、ドアライニング、サイドライニングを布張りとしました。

パワートレインは、2.0リッター DOHC 16バルブとSOHC 12バルブエンジンの2種類を設定。大幅な出力とトルクの向上を達成し、軽快でスムーズなドライブを可能にします。

現在のプレリュードインクスの中古車価格は、平均で約140万円と非常に高額な価格帯となっています（2020年4月調べ）。中古市場に出回っている数が非常に少ないため、良質な車体を見つけたらすぐに購入を検討すると良いでしょう。