ホンダ CR-Z解説

CR-Zは2010年から2017年までホンダから販売されたハイブリッドエンジン搭載のコンパクトクーペです。かつてホンダで生産、販売されていたCR-Xの系譜に該当します。

CR-Zとは、「Compact Renaissance Zero」の略。従来のクーペ価値にとらわれず、新しいコンパクトカーを創造するという志のもと、原点（ゼロ）に立ち返ってチャレンジする、という意が込められています。

エクステリアは走りの機能美と、ハイブリッドカーの先進的でクリーンなイメージを高密度に凝縮したデザイン。フロントビューは、フェンダーの張り出しを強調した面造形でワイド感を、リアビューは、バンパー下部に配置した大型リアディフューザーにより、軽快感と躍動感を表現しました。

インテリアは機能的で先進感のあるデザインと、スポーツにふさわしい軽快感・爽快感を表現。フロントコンソールボックスやドアグリップには高輝度メタルインテリアガーニッシュを備えるなど、上質感を追求したインテリア空間としました。

ボディサイズは全長4105mm、全幅1740mm、全高1395mmとし、エンジン高を抑え、サスペンションレイアウトの工夫などにより、ボンネット高を抑制。低全高とすることで、スポーティーなドライビングポジションを実現しました。

1.5リッター i-VTECエンジンは低回転時に2つの吸気バルブの片側を休止する1バルブ休止VTEC機構を採用し、高出力・低燃費・クリーン性能を高次元で達成しました。

現在、ホンダCR-Zを中古車で購入したい場合、平均で約70万円という価格帯となっています。(2020年4月調べ)

ホンダCR-Zはデザインや走行性に定評があります。良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。