ホンダ コンチェルト解説

コンチェルトは、ホンダが1988年から1992年まで販売したセダンです。

コンチェルトとは、協奏曲を意味する音楽用語です。良質で、豊かなカーライフを奏でる新しいセダンであることをめざして名付けられました。

コンチェルト開発のキーワードとして「ファウンデーション」という、セダンの豊かさを、基礎からしっかり創りあげていくという意味を込めています。また、コンチェルトには、本物を大切にする豊かなクルマ文化を育んできたヨーロッパ人のクルマづくりの哲学、美意識、感性が、確かな血筋として脈々と息づいています。つまり、コンチェルトは、ホンダのハイテクノロジーと伝統的なヨーロッパの人々の考えが融合した、まさに新しいセダンです。

ボディサイズは全長4415mm、全幅1690mm、全高1395mmもしくは1415mmとなります。

インテリアデザインは、気品にあふれたフォルムで快適な居住性と高水準の走りを包み込んでいます。そんなフォルムからは華やかな印象と、心を熱くする、ときめきを感じさ、洗練されたヨーロピアン・テイストをさりげなく語りかけてくれます。

パワートレインは、ハイパー16バルブエンジンを搭載しています。高出力を発揮しながら、低燃費、軽量、コンパクト、さらには優れた耐久性とメンテナンス性をも実現しました。さらに、サスペンションと高剛性モノコックボディ、ロングホイールベースなどと相まって数値では語り尽くせないテイストの領域にまで到達する走りを創りあげました。排気量は1.5リッターもしくは1.6リッターです。

現在、コンチェルトは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、コンチェルトに出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。