ホンダ シティ解説

シティは、ホンダが1981年から1993年まで販売したコンパクトカーです。

シティとは、City（都市）から由来しており、都会的な感覚を持つ行動派の若者をターゲットしたことから名付けられました。

全長3560mm、全幅1620mm、全高1335mmのコンパクトなサイズのシティは、「コンパクトでありながら高性能、そして低燃費」「シンプルでありながら高質感」「機能的でありながら、飽きのこないあたたかみ」の3つを基本コンセプトとして開発されています。

エクステリアは美しい走りを感じさせるロー＆ワイドのクラウチング・フォルムです。また、部品の組み合わせではなく、すっきり丸みをおびた塊に見せる、大胆なデザインにしました。

エンジンは軽量コンパクトな新開発の1.3リッターエンジンを搭載。徹底した軽量・コンパクト化によるスペース効率と高性能を両立させ、クラストップレベルの19km/Lという低燃費も実現しています。

このエンジンとボディを組み合わせることで、シティの独創のスタイリングとしなやかな走りが可能になりました。

現在のシティの中古車価格は、平均で約54万円と標準的な価格帯となっています（2020年4月調べ）。

シティは、生産が終了した年が1993年と古いうえにレトロな雰囲気が人気で、中古市場に出回っている数は少なめです。良質な車体を見つけた場合、できる限り早く購入することをおすすめします。