ホンダ アスコットイノーバ解説

アスコットイノーバは、ホンダが1992年から1996年まで販売したセダンです。

アスコットとは、「アスコット競馬」や「アスコット・タイ」で知られる英国の地名のことです。美しいイングランドの田園風景、アスコット競馬のもつ上品で明るいイメージを、このクルマの性格にふさわしいものとして名付けました。そして、イノーバは革新的・刷新を意味するイノベーション（INNOVATION）の略語です。

アスコットイノーバは、欧州名ではアコードです。アコードがサッシュドアを採用しているのに対してサッシュレスのハードトップである点など、デザインには大きく異なる部分もあります。

全長4670mm、全幅1695mm、全高1380mmのアスコットイノーバは、流れるような美しさと快適な居住空間を融合させた４ドアハードトップです。乗る人がゆったりとくつろげる広々としたスペースを確保しながら、ゆたかな曲線による伸びやかなシルエットです。ボディ剛性の向上やサスペンションなどの専用チューニングによって、よりスポーティな乗り味を実現しました。

パワートレインは、2.0リッター1カム16バルブエンジン（2.0ｉ）、2.0リッターDOHC16バルブエンジン（2.0Si）、2.3リッターDOHC16バルブエンジン（2.3Si-Z)の3つを設定し、低回転域からフラットなトルクを発生することで、余裕ある走りを実現しました。

現在、アスコットイノーバは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、アスコットイノーバに出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。