ホンダ アスコット解説

アスコットは、ホンダが1989年から1997年まで販売したセダンです。

アスコットとは、「アスコット競馬」や「アスコット・タイ」で知られる英国の地名のことです。美しいイングランドの田園風景、アスコット競馬のもつ上品で明るいイメージを、このクルマの性格にふさわしいものとして名付けました。

アスコットはラファーガの姉妹車で、単に外観が与える印象だけでなく、走行性能、居住性、安全性、社会性など、クルマが全身で醸し出す「あたらしい存在感の創造」をテーマに、開発されました。

全長4555mm、全幅1695mm、全高1425mmのアスコットは、居住性や造りの確かさ、仕立ての良さを世界第一級のレベルにまで追求して生まれたセダンです。きわめて大きなグラスエリアとキャビンを持ちながら、均整のとれた、ふくよかなスタイリングです。また、格調に満ちた6ライトウインドウ・フォルムが特徴です。

パワートレインは、2.0・2.5リッター直列5気筒20バルブエンジンを採用し、気持のよい走りをベースに、実用域における高いトルク特性、静粛性、そして経済性を追求しました。コンパクトなボディとあいまって2.0リッター・2.5リッターともに、レギュラーガソリン仕様でありながらトップクラスのパワーとともに、低燃費も実現しています。

現在のアスコットの中古車価格は、平均で約30万円とリーズナブルな価格帯となっています（2020年4月調べ）。

良質な車体を見つけたら、すぐに購入を検討すると良いでしょう。