ホンダ アコードクーペ解説

アコードクーペはホンダが1988年から1997年まで販売していたクーペです。

エクステリアは居住性や機能性、安全性などの向上とともに、力強く、スポーティかつ知性的なイメージのスタイリッシュフォルムを目指したデザインとなっています。洗練されたフロントマスクや、シンプルでありながら存在感のあるリアビュー、魅力的なエアロ・フォルムのサイドビューなどを実現しました。

また、全幅拡大にもかかわらず、ドアミラー外側の幅を従来と同レベルのプラス8ｍｍに抑えるなど、取り回し性を充分に配慮。フロントに大型エアダムスポイラー、サイド部には空力を考慮したガーニッシュを採用するなど空力性能のさらなる向上を達成しています。

さらに、安心感と解放感を両立するフロントアッパーパッドと、快適性を高めるコンフォートラウンドインテリアとに上下２分割したツートーン・ラップラウンド・インテリアを採用しています。

ボディサイズは全長4715mm、全幅1780mm、全高1390mmとなっています。

エンジンは、低燃費と高出力を両立した2.2リッターLVTECエンジン（2.2VTL、2.2VTE）を搭載し、ホンダ独自の可変バルブタイミング・リフト機構（VTEC）をベースに、多量EGRやスワール生成技術を採用。さらに、可変トルクアップレゾネータを採用するなど吸排気系に徹底したチューニングを施しました。これらにより10・15モード燃費13.0km/L（2.2VTE）、最高出力145PSを達成し、1.8リッターを凌ぐ低燃費とゆとりある出力特性を兼ね備えています。

中古車市場でのアコードクーペの平均価格は61.3万円です。(2020年4月調べ)生産終了から20年以上の年月が経過しているため状態の良いクルマを見かけたら早めの購入をおすすめします。