フィアット プント解説

プントはフィアットが1997年から2006年および2012年から2014年まで販売していたコンパクトカーです。

フィアット・ティーポをベース車両として開発され、日本では2006年に3代目のグランデプントへとモデルチェンジに伴って販売を終了したものの、2010年に発売を開始したプント・エヴォが2012年のマイナーチェンジでプントに名称を変更。その後2014年まで販売されました。

車名のプント（PUNTO）は集約点や転換点を意味するイタリア語を由来としており、コンパクトカーをリードしていく存在であるという意味を込めて名付けられました。

ボディサイズは全長4080mm、全幅1685mm、全高1495mmとコンパクトカーの強みであるミニマムな車体で軽快な走りを実現。エクステリアは、車体と同色のフロントバンパーにすることでノーズデザインが洗練された印象になっています。フォグランプにはコーナリングランプ機能を搭載しています。

荷室の容量は275リッターですが、後席を畳めば最大1030リッターとなるため、さまざまなシーンで活躍してくれます。また、幾何学模様が散りばめられたブラックのファブリック製スポーツシートは、ソフトに姿勢をフラットな状態でキープしてくれます。

パワートレインは1.4リッター直列4気筒エンジン、トランスミッションは5速MTのみの設定。ユーザーに適度な選択肢を残すデュアルロジックは、飽きのこない快適な操作性です。

現在、フィアットのプントを中古車で購入したい場合、平均で約18.4万円というリーズナブルな価格帯となっています。(2020年4月調べ)

フィアットのプントは高いデザインに定評があります。良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。