フェラーリ SF90ストラダーレ解説

フェラーリ・ジャパンは、ブランド初の量産プラグインハイブリッドカーの「SF90ストラダーレ」を2019年10月9日に日本国内への導入で発表しました。

「SF」はフェラーリのF1レーシングチームであるスクーデリア・フェラーリを意味し、フェラーリチーム創立「90」周年にちなみ命名。「ストラダーレ」はレーシングカーベースの「公道」仕様を意味し、レースで培った知識やスキルを、いかに迅速にロードカーへ移転できるのかを完璧に示したモデルです。

新型V8エンジンは、F1マシンと同様に2種類のパワーソースである「内燃機関」と「エレクトリック・システム」を採用。効率性の更なる進化と有害物質の排出抑制を実現し、780cvという圧倒的な最高出力を発揮。これに3つの電気モーターが加わることで、パワートレイン全体の総出力は1000cv、最大トルクは900N・mという、驚異的なパワーを誇っています。最高速度は340km/hを上回り、わずか2.5秒で100km/hまで加速します。

ボディは、一目でフェラーリと分かる、流麗かつ飾り気のない仕上がりを実現。車両は水滴を思わせる造形で、キャビンが前方寄りにレイアウトされているうえに、重心位置がきわめて低くなっていることで、セットアップにより優れたエアロダイナミクス性能を生み出しています。

キャビンは、他の部分と同様に革新的であり、ドライバーに対する配慮を徹底したデザインを提供。わずかにカーブしたデザインのディスプレイは、完全デジタル方式を採用しています。「ブラック」モードを使用するとディスプレイの大部分が暗くなり、集中してドライブを楽しむことができます。