フェラーリ 458イタリア解説

458イタリアは、フェラーリが2009年から2015年まで販売していた高級スポーツクーペです。

開発には元F1ドライバーのミハエル・シューマッハ氏が関与し、F430の後継として、エンジン、デザイン、エアロダイナミクス、ハンドリングといった、あらゆる要素を刷新しています。

空気力学に基づき設計された全長4527mm、全幅1937mm、全高1213mmのボディは、最適化されたボデイ側面とリア・ホイールアーチ上部の形状により、優れた運転性能を実現。また、ヘッドライトとホイールアーチ、ボンネットのラインに沿うように設計されたエア・インテーク、ヘッドライト外側のフェンダー上部の小さなインテークにより、458イタリアの個性的な表情が完成しています。リア・フォルムは伝説のF40のデザインの流れを汲む3本のエグゾーストパイプにより、スポーティかつ独創的な仕上がりです。

レザー仕上げの黒を基調としたインテリアは、Dシェイプのステアリングとシフトパドル、タコメーターの左右に液晶ディスプレイの配置されたインパネによって、F1さながらのムードが添えられています。主要な操作スイッチはステアリング内に配置され、マシン・マン・インターフェイスが追求されています。

4.5リッターV型8気筒DOHCのエンジンは、F1の過酷なレース環境下で培われた開発技術により、パフォーマンスの高さと燃費の良さを同時に実現。さらに可変排気バルブシステムがパワフルなサウンドを放ち、ドライブに花を添えます。

現在のフェラーリの458イタリアの中古車価格は、平均で約2184万円です（2020年5月調べ）。良質な車体と出会えましたら、早期の購入をおすすめします。