ダイハツ ミゼットII解説

ミゼットIIは、ダイハツが1996年から2001年まで販売した、3輪モデルのミゼットの系譜を引き継ぐ軽貨物自動車です。

「わが街のミニマム・トランポーター」をコンセプトとして開発が進められ、1957年に軽三輪ブームを巻き起こたミゼットに次いで「抜群の扱いやすさ」「個性的なスタイル」「優れた経済性と安全性」を持つクルマとして登場。当初は1人乗り専用として発売されましたが、後に2人乗り可能なベンチシートを採用したモデルも実現しています。日常生活での活躍はもちろんのこと、商用車としても幅広く対応できる機能性と個性的なボディが特徴です。

ミゼットIIのボディサイズは、全長2790mm、全幅1335mm、全高1705mmと小さく、デザインも愛らしく親しみのあるスタイルに仕上がっています。キャブオーバータイプの中では国内最小の回転半径3.6m（1999年9月1日時点）を可能とし、狭い道路でも容易にすれ違うことができます。

エンジンには、660cc直列OHC3気筒EFIエンジンを採用。さらに、高い燃費性能を実現するためにダイレクト駆動バルブ、ノックコントロールシステムを採用したことで、キャブオーバータイプの軽自動車の中でも優れた経済性を発揮します。トランスミッションは4速MTを設定しています。

現在のミゼットIIの平均中古価格は、41万円です（2020年4月調べ）。販売終了から年数が経過している同車ですが、街中で目を引くミゼットⅡは中古市場で出回っている台数はまだまだ多いようです。