シトロエン サクソ解説

サクソはシトロエンが1999年から2004年まで販売していたコンパクトカーです。

プジョーの106とは姉妹車にあたるクルマで、新たな小型ハッチバック乗用車として開発されました。日本では1998年までは「シャンソン」というローカルネームが与えられていましたが、1999年より「サクソ」に変更されています。

エクステリアはカジュアルなデザインが特徴です。フロントビューやシルエットは明るくスタイリッシュで、サクソの軽快な走りが感じられます。ボディラインも躍動感があり、重苦しい雰囲気とは無縁の存在感を放ちます。

ボディサイズは全長3735mm、全幅1620mm、全高1360mmです。

インテリアは上質で利便性にも優れます。コンパクトカーではありますが十分なスペースは確保。特にリアシートは6:4でダブルフォールディング可能なのでハッチバックならではの使い勝手も活かされています。さらにパワーウインドウ、レベルゲージ付きの油温計、赤外線式キーレスエントリー、集中ドアロックなど役立つアイテムも多数揃っており、快適なドライブを力強くサポートしてくれます。

エンジンは最高出力120PS(88kW)/6600rpm、最大トルク14.7kg・m(144.2Nm)/5200rpmを発揮する1.6リッター水冷直列4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載。駆動方式はFF、トランスミッションは5速MTで、軽やかで安定した走行を実現しています。またデュアルエアバッグ、ABS、後席3点式シートベルトなど安全装備が充実しているのもサクソの魅力です。

現在のシトロエンのサクソの中古車価格は、平均で約160万円です（2020年6月調べ）。扱いやすく人気のコンパクトカーなので、車体のコンディションが良好なら早期購入もおすすめです。