シトロエン シャンソン解説

シャンソンはシトロエンが1997年から1999年まで販売していたコンパクトカーです。

同車は、1996年にフランスでデビューし、本国では「サクソ」と名付けられましたが、日本では商標の関係で「サクソ」と名乗ることができず、シャンソンという名で販売されることになりました。しかし、1999年には本来の「サクソ」に改名することが認められ、現在では一般的に、サクソの名で知られるクルマです。

ボディサイズは全長3720ｍｍ、全幅1595ｍｍ、全高1380ｍｍで、ホイールベースは2385ｍｍと非常にコンパクトなボディが特徴。日本国内で販売されたモデルは、3ドアハッチバックの「SX」と5ドアハッチバックの「V-SX」の2種類です。

エクステリアは、フロントマスクを直線基調のコンパクトなフロントノーズに仕上げ、フランス車らしい軽やかな印象を与えています。また、リア部分も、小さなリアコンビランプと傾斜の強いリアウィンドウが相まって、軽快なリアエンドを構成しています。

パワートレインは、1.6リッター直列4気筒SOHCエンジンを搭載し、組み合わされるトランスミッションは、オーバドライブ付きの3速ATです。サスペンション形式には、フロントにマクファーソンストラットを、リアにトレーリングアームを採用しました。

安全面では、全車にデュアルエアバッグ、プリテンショナー付きシートベルト、4輪アンチロックブレーキシステムを標準装備しています。

現在、シャンソンは市場に出回る台数が少ない状態となっています（2020年6月調べ）。もし購入を検討されている方は、シャンソンの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。