シボレー エクスプレス解説

エクスプレスは、アメリカのゼネラル・モーターズが、1995年から2014年にかけて、自社ブランドであるシボレーより販売していたフルサイズのバンです。

同車は、日本の警察車両としても採用されており、防弾ガラスを装備した要人警護車両と特殊作戦車両が、各都道府県警で使用されています。

車体は、全長5696ｍｍ、全幅2012ｍｍ、全高2126ｍｍで、ホイールベースは3434ｍｍと非常に大きく、室内も圧倒的に広大なスペースを誇ります。

エクステリアは、直線を基調とした硬派なデザインで、剛性を高めたボディが特徴。2003年のフルモデルチェンジでは、右側だけだったサイドドアが、オプションで両側サイドドアを設定できるようになり、使い勝手が一段と向上しました。

インテリアには、メーター周りやステアリングなどに、質実剛健かつアメリカンテイストを感じさせるデザインを採用しており、これはシボレーの人気車種である「タホ」と共通性を持った意匠となっています。

パワートレインは、5.3リッターV型8気筒エンジンを搭載。同エンジンは非常にパワフルで、2トンを越える車体を軽々と走らせます。また、組み合わされるトランスミッションは4速ATです。エンジンとのマッチングがとても良く、柔軟性に富み、街中から高速にいたるまで心地よい走りを提供します。駆動方式は、FRもしくは4WDから選択できます。

現在、エクスプレスの中古車販売価格は、約296万円です（2020年6月調べ）。大きなボディにパワフルな走りという、アメリカンなイメージのクルマに憧れる方に、おすすめの一台です。