BMW Z8解説

Z8はBMWが2000年から2003年まで販売していた2シーターのクーペ・オープンです。

Z8は1999年に発表されたコンセプトモデル「Z07」の市販車モデルです。デザインのモチーフは1956年から1959年まで生産・販売されていたBMW・507で、クラシカルさの中にモダンなテイストが取り入れられています。

Z8の特徴は、ボディからシャーシまで全てアルミニウム製である点。車体を全てアルミニウム製とすることで最新のスポーツカーのように高いスポーツ走行性能を発揮します。また、インテリアのアクセントとしてもインパネにアルミニウムが配されています。

Z8は直線の加速やコーナリング性能の高さだけではなく、電動ソフトトップによるオープンエアの走りも魅力のひとつです。電動ソフトトップはセンターコンソールから操作でき、約20秒で自動開閉できます。

2シーターオープンクーペらしいロングノーズボディをもつZ8のボディサイズは全長4400mm、全幅1830mm、全高1317mmで、ホイールベース2505ｍｍとなっています。アルミ製のシャーシに搭載されるエンジンは最高出力400PS、最大トルク51.0kgmを発生させる5リッターV型8気筒DOHCエンジンで、トランスミッションは6速MTのみの設定です。

現在のZ8の中古車価格は、平均で約1889万円です（2020年5月調べ）。中古車市場でのZ8は流通する台数が非常に少なく、価格は応相談の場合も多いため、Z8をお探しの方はこまめに中古車市場をチェックすることをおすすめします。