BMW M3解説

M3はBMWが1985年から2014年まで販売していたクーペモデルです。

3シリーズをベースにBMW M社がチューニングを施し、自動車レースにおけるレーシングカーのベースモデルとしての役割も兼ね備える高性能スポーツクーペとして誕生したクルマです。日本では2014年に発売終了となりました。

エクステリアは、高性能なエンジンやブレーキに大量の空気を送り込み、冷却効果を高めるために3つの大型のエアインテークをフロントエプロンに備え、ブラックのペイントが施された特徴的なキドニー・グリルを採用。他にもLEDヘッドライト、リアには優れたエアロダイナミクスを実現するガーニー・タイプのリアスポイラーを採用するなど、卓越したパフォーマンスが具現化されたデザインとなっています。ルーフはCFRP製となっており、軽量化と車両の重心を下げることで運動性能を向上させています。ボディサイズは全長4675mm、全幅1875mm、全高1430mmです。

搭載されるエンジンは、新開発の4リッターV型8気筒エンジン。M3では初めてとなるターボエンジンで、最高出力420PS、最大トルクは先代より40%増しの40.8kgmとなっています。同時に、CO2の排出量は先代と比べて25%軽減されており、環境への配慮もなされています。

M3の中古車相場価格は平均で651万円となっています（2020年5月調べ）。生産されていた頃の新車価格に比べて、500万円ほど安い値段で手に入れられることになりますので、「M3」を欲しいと思っている方はチェックしてみるといいでしょう。