BMWアルピナ B3解説

BMWアルピナは、2019年10月23日に新型「BMW アルピナ B3 リムジン」の発売を開始しました。

パワーユニットは、X3 MおよびX4 Mに搭載されている最新世代のS58型3.0リッター直列6気筒ツインターボ（ビ・ターボ）を装備。最高出力462PS、最大トルク700N・mを発生し、0-100km/h加速をわずか3.8秒でこなします。また、0-200km/h加速は13.4秒で、巡航最高速度は303km/hに達します。

ターボシステムと冷却系統にはアルピナ独自の技術を積極的に投入。タービン・ハウジングの空気の流れを最適化し、低回転域でも排気エネルギーを効率的にブースト圧に変換します。吸気システムの断面を見直すとともに、大型のエアインテーク・ハウジングを採用しレスポンスをさらに研ぎ澄ませました。

冷却系では、大容量インタークーラー、大径化したエアダクト、1000Wの電動ファンを組み合わせたクーリングシステムを搭載。加えて2つの外部サブクーラーも設置しています。また、アンダーボディには、レーシングマシンやピュアスポーツカーに使われるNACAダクトを設置し、トランスミッションとリヤトランスファーの冷却効率にも配慮しています。

排気にはステンレス・スチール製のアルピナ・エキゾースト・システムを実装。独特のサウンドを響かせるだけでなく、ガソリン・パティキュレート・フィルター（GPF）を装備するなど最新の排出ガス後処理技術を採用し、CO2排出量も可能な限り抑えています。