アウディ e-tronスポーツバック解説

アウディジャパンは、アウディブランドとして日本初導入となる電気自動車、アウディ「e-tron Sportback（e-トロン スポーツバック）」を2020年9月から販売を開始した。

e-トロン スポーツバックは、全長4900mm×全幅1935mm×全高1615mmというミッドサイズのクーペSUVです。サイズ的にはアウディ「Q5」と「Q7」の間に位置づけられます。

エクステリアにはアウディのSUV「Qシリーズ」をイメージさせる8角形のシングルフレームグリルが採用。プラチナグレーのフレームや下部に配した「e-tron」のロゴによって他Qシリーズとの差別化を図っています。

インテリアは水平基調のダッシュボードの中央に、2つのMMIタッチレスポンスのディスプレイが上下に配置。また高電圧をイメージさせるオレンジカラーをインテリアにも採用することで、e-トロンの個性を際立たせています。

e-トロン スポーツバックのパワートレインは、2基の電気モーターを搭載し、前輪、後輪をそれぞれ駆動する、新時代のクワトロ（4WD）を採用。トータルの最高出力は300kW（約407ps）で、ブースト時の最大トルクは664Nm。0-100km／h加速は5.7秒（Sモードのブースト時。Dレンジでは6.6秒）、最高速度は200km／hというパフォーマンスを誇ります。

装備としての注目は「バーチャルエクステリアミラー」の設定。これは標準のドアミラーに代えて、小型カメラにより車両側方の視界を確保するもので、カメラが捉えた映像はダッシュパネルとドアの間に設置されたOLEDディスプレイに表示されるものです。

車両価格は「アウディ e-トロン スポーツバック ファーストエディション」が1327万円（消費税込）、「アウディ e-トロン スポーツバック ファーストエディション バーチャルエクステリアミラー仕様」が1346万円（消費税込、以下同）となっています。