アストンマーティン V12ヴァンテージロードスター解説

V12ヴァンテージロードスターはアストンマーティンが2006年から2018年に世界101台限定で販売していたプレミアムオープンカーです。V12ヴァンテージロードスターはV12ヴァンテージの派生モデルで、ルーフトップを電動開閉式のソフトトップに変更したモデルです。

アストンマーティン史上最高のパフォーマンスを発揮するとされていたV12ヴァンテージのハンドメイドの美しいボディラインと基本コンポーネントはそのままにロードスター化されています。またV12ヴァンテージよりも車重が約80kg増したことに伴いフロントスポイラー、リアディフューザーなどがカーボンファイバー製になっています。

ボディサイズは全長4380ｍｍ、全幅1865ｍｍ、全高1260ｍｍです。

V12ヴァンテージロードスターにもV12ヴァンテージと同じパワートレインが搭載されています。搭載されるエンジン、5.9リッターV型12気筒エンジンは0-100km/h加速に4.5秒、最高時速は305km/hとアストンマーティンのロードスターとしては最高のスペックを与えられています。自然吸気のこのエンジンは過給器搭載エンジンにはない直線的な加速を体感でき、その最大出力は517PS、最大トルクは570Nmにも及びます。トランスミッションは8速MTが設定されています。

現在、V12ヴァンテージロードスターの中古車販売価格は、約1980万円です（2020年6月調べ）。限定生産されたクルマなので中古車市場に出回る個体は多くありません。V12ヴァンテージロードスターをお探しの方は定期的に中古車市場をチェックすることをおすすめします。