アストンマーティン DBS解説

DBSはアストンマーティンが1967年から1972年および2007年から2012年まで販売していたクーペ・オープンの高級スポーツカーです。

同車は、初代モデルの生産終了以後、長らく途絶えていましたが、2代目となるDBSが、2006年公開の映画「007・カジノ・ロワイヤル」において、主役のジェームズ・ボンドの愛車である「ボンドカー」として登場。2007年より「ヴァンキッシュ」の後継モデルとしてリリースされ、35年ぶりにブランド復活を果たしました。

エクステリアは、流麗かつエアロダイナミックなフォルムを採用。ボディサイズは全長4721ｍｍ、全幅1905ｍｍ、全高1280ｍｍ、ホイールベースは2740ｍｍで、車両重量は1695kgです。シャーシは、軽量マグネシウム合金、アルミニウムとカーボン繊維複合物を組み合わせ、特にカーボンを広範囲に使用することで軽量化を実現しました。

パワートレインは、6リッターV型12気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は517PSで、0-100km/hの加速は4.3秒と非常にパワフルなユニットです。トランスミッションは、6速MT及び6速トルコン式AT「タッチトロニック」を設定。サスペンション形式は、4輪ダブルウィッシュボーン式を採用しています。

現在、DBSの中古車販売価格は、約1574万円と大変高額です（2020年6月調べ）。ブリティッシュでパワフルなスポーツカーをお求めの方におすすめの一台です。